
アメリカ人の夫と結婚して、11年目が経ちました。いわゆる国際結婚です。
出会い、結婚、出産など、様々なライフステージを迎えながら、良いこと、大変なこと、辛いことなど、これまでを振り返ると本当に色々なことがありました。
当時は大変なこともあったけれど、今ではどれも素敵な思い出になっています。
実際、頑張ってたくさんの壁を乗り越えてはきたものの、国際結婚って果たして良いものなのか?と考えることもあります。
そこで、国際結婚をした当事者でもある筆者の経験をもとに「国際結婚のメリット・デメリット」を紹介します。
国際結婚のメリット4選
ここでは、筆者が実際に国際結婚をしてみて感じたメリットを4つ挙げました。
それでは、見てみましょう。
1.異文化に触れられる
2.英語を話す機会が生活の中にある
3.視野が広がる
4.精神的に強くなる
1.異文化に触れられる
日本で生まれ、日本で育った筆者にとって日本はふるさとです。でも、アメリカ人の夫と結婚してからはアメリカの文化にも触れる機会ももちろん増えました。
アメリカではイースター、独立記念日、感謝祭など日本にはない行事もたくさんあります。
アメリカならではの行事に触れることで、これまでにない楽しい経験をさせてもらいました。
例えば、感謝祭ではたくさんのごちそうを作ってそれをみんなで集まって感謝しながら食べたりします。中でもターキー(七面鳥)は格別にとても美味しかったです!
異文化に触れるということは、その行事に参加するというのもそうですが、その土地のお料理を知るという機会にもなりました。
色々な部分から異文化に触れることができました。
2.英語を話す機会が生活の中にある
我が家での会話はほとんど英語になります。(時々、日本語になることも。)
筆者は英語力を上げるため、勉強しているので家庭の中で英語を話す機会があるのはとてもありがたいことです。
国際結婚ならではの家庭内環境だと思うので自分のスキルアップに繋げるために大いに活用しまくっています。
また、筆者の子どもも父親である夫に話す際は英語でやりとりしています。
頭の柔らかい子どもは、英語の吸収力は速いです!(うらやましい〜。)
筆者の子どもも英語でのやりとりがだいぶ、スムーズになり問題なくアメリカ人夫(父親)と会話できてますよ。
3.視野が広がる
これは、人によって意識するしないで変わるかもしれないのですが、筆者が経験したことなのでメリットの一つに挙げました。
というのも、国際結婚する前は普通に会社員として働いて、お給料をいただくという生活をしていました。
でも、国際結婚してからは自分の働き方について考えるようになりました。
もし、夫について行ってアメリカで住むことになったら日本で仕事しているように働けるのか?ということが頭をよぎりました。
日本での学歴はあるものの、アメリカではこれといった強みや経歴もないとなると、仕事に就くのはなかなか難しいですよね。
そこで、英語の勉強をしながら在宅でできる仕事を探してみたりということをするようになりました。
国際結婚をしていなければ、出てこない発想でした。
精神的にも強くなる
アメリカ人の夫と国際結婚した当初は、生活のことなどが初めてのことだらけで追いつくのに苦労しました。
例えば、アメリカのスーパーマーケットで買い物をするなど、当時はお店の中が広すぎるのと、商品の種類も見慣れないものばかりなので、わからないことだらけでした。
他にも陳列棚が高すぎて一番上にある商品を取りたくても取れないということもありました。そこで、勇気を出して近くにいる男性客に
“Would you get that for me please?”(あれを取ってくれませんか?)
とお願いしてみました。すると、その男性客は快くお目当ての商品をとってくれました。
なんの変哲もないやりとりですが、当時、右も左もわからない筆者にとっては大きな経験となりました。
振り返ってみて思うのは、勇気を振り絞って良かったな、です。
このような経験を重ねていき、精神的にも徐々に強くなっていきました。
国際結婚のデメリット3選
ここでは、筆者が実際に国際結婚をしてみて感じたデメリットを3つ挙げました。
それでは、見ていきましょう。
1.言葉の壁がある
2.文化の違いによる価値観の違い
3.お互いの家族間との交流が少ない
1.言葉の壁がある
英語力を上げるためにどんなに勉強をしていても出てきてしまうのが、言葉の壁です。
自分の言いたい事を英語でうまく伝えることができないもどかしさや悔しさを感じてしまうこともよくあります。
また、アメリカ人の夫側もうまく自分の思いが伝わらず、イライラすることもあると正直に話していました。
筆者にとって英語は第一言語ではないので、完璧に英語を話すことは無理なんですが、コミュニケーションがうまく取れないと辛いですよね。
2.文化の違いによる価値観の違い
日本人とアメリカ人が同じ屋根の下で暮らすと、どうなるか?
うまくいけば日米の良いところをうまく取り入れていくことができることもあります。例えば、インテリアなどですね。
でも、子育て観となると少しぶつかってしまうこともありました。
筆者は、子どもに携わる仕事をしていた経験もあり、子育てには少し自信がありました。
また、どちらかというと、筆者は子どもの気持ちに寄り添い、子どものしたいようにさせてあげたいという子育てのやり方を実践していました。
けれど、実際の子育てとなると想像していた事よりも全然違うんです。そこで、アメリカ人の夫にどうしようかと相談してみました。
すると、「君の子どもへの接し方は甘すぎる。大人がもっとリーダーシップを取らないといけないよ」とまさかのダメ出しでした。
まさか、自分の子育ての仕方についてダメ出しをされるとは考えてもいなかったので、その時は結構落ち込みました。
その後は、筆者がなぜ、寄り添うような子育てをしているのかについて一生懸命、説明しました。けれど、アメリカ人の夫は納得いかない表情。
話し合いの結果、大人がリーダーシップを取るやり方も取り入れる、子どもにも寄り添う、という両方の考え方を取り入れて子育てをしていくことになりました。
今でも、そのやり方は行っていて、筆者の子どももすくすくと成長してくれています。
価値観の違いでは、話し合うことが一番ですね。
3.お互いの家族間との交流が少ない
筆者の家族はもちろん日本人。アメリカ人の夫の家族ももちろんアメリカ人です。
アメリカは日本に比べると、「ファミリー」に関しての思い入れが大きいように感じます。
なので、アメリカ人の夫も筆者の日本の家族のことを大事に考えてくれます。ありがたいことです。
でも、お互いの家族間での交流となると、どうしても疎遠になりがちです。なぜならば、住んでいる場所も違えば、話す言語も違うからです。
それは、物理的にも仕方のないことですよね。
国際結婚の道を選んだ理由
筆者がなぜ、国際結婚を選んだのかというと、答えは簡単です。
結婚したいと思ったのがたまたま現在のアメリカ人の夫だったからです。
結婚までの経緯を簡単に説明すると、実は遠距離恋愛の時期もありました。
その遠距離恋愛も乗り越えることができたので、きっとこの人となら幸せになれる、と確信して結婚を決めました。
今では子どもにも恵まれて、家族としてのライフステージを一緒に乗り越えることができる心強いパートナーのアメリカ人の夫です。
国際結婚生活を楽しみながら過ごす工夫
上記でメリット・デメリットを挙げたように国際結婚には様々な壁があります。
言葉の壁や文化の違いなどがそうですね。
アメリカ人と国際結婚したことで、視野が広がったのは確実だし、大変なこともあったけれど、楽しいこともたくさんあります。
せっかく国際結婚するなら、工夫して更に楽しく過ごしていきたいですよね。
英語力のブラッシュアップをする
国際結婚でお相手が日本語を話すことができれば、ありがたいですが、せっかくだし自分の英語力も上げたほうが自分のスキルにもつながりますね。
なので、定期的に英語力を上げるために自分のレベルをブラッシュアップさせましょう。
そうすることで、国際結婚生活がもっと楽しくなることでしょう。
お互いに歩み寄る、支え合う
国際結婚に限らず、結婚生活を楽しくするためには夫婦間で歩み寄り、支え合うことが大切です。
話す言語や価値観の違いはありますが、お互いを大切に思う気持ちがあれば、きっと楽しい結婚生活が送れるようになります。
メリット・デメリットを含めて国際結婚は楽しい

さて、ここまで国際結婚のメリット・デメリットを紹介しました。
国際結婚のメリット
1.異文化に触れられる
2.英語を話す機会が生活の中にある
3.視野が広がる
4.精神的に強くなる
国際結婚のデメリット
1.言葉の壁がある
2.文化の違いによる価値観の違い
3.お互いの家族間との交流が少ない
国際結婚を経験している筆者の目線でここまで書いてきました。世の中にはいろいろな国際結婚カップルがいると思います。
どのカップルもきっと、色んな壁を乗り越えてながら楽しい結婚生活を送っているのだと思います。
国際結婚のメリット・デメリットを含めて楽しんでくれたらな、と思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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